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日時:2008年07月21日(月)15:00 キックオフ 会場:富山県総合運動公園陸上競技場

 

日時:2008年07月21日(月)15:00 キックオフ 会場:富山県総合運動公園陸上競技場

カターレ富山

チーム

TDK SC

3

2 前半 1
1 後半 0

1


41分 濱野 勇気

44分 石田 英之

73分 長谷川 満

得点


12分 富樫 豪

カテゴリ

JFL公式リーグ戦

第21節

日時

2008年07月21日(月)13:00キックオフ

会場

富山県総合運動公園陸上競技場

入場者数

3,152 人

天候

快晴、のち雨

第19節三菱水島を3-0という快勝で粉砕したカターレ富山。
続く第20節、相手は準加盟組のガイナーレ鳥取。
前節での対戦では1-0で辛くも勝利しているものの、今度は鳥取ホームでの試合、そしてJを目指すチームとしては、鳥取とて同じ準加盟の富山には死にもの狂いで勝ちに来ることが予想された。

速報では引き分けやむなしといった様相の大接戦。
しかし、後半終了間際、主将濱野の勝ち越しゴールにより、富山は14節武蔵野戦以来となるアウェイでの勝利をあげた。
これで2連勝。4位武蔵野との勝ち点差は僅か「2」となり、第21節TDKSCとのホーム戦の結果いかんでは、最短次節での4位に届く距離にまで近付いた。

7月19日(土)先行して行われた、第21節武蔵野vs仙台の試合は0-0のスコアレスドローに終わり、4位武蔵野は勝ち点を「+1」増やすに留まり、7月21日(日)に富山がTDKSCに勝利した時点での4位が確定した。

思えば、来季からのJを目指す我らがカターレ富山は、一時は「14位」にまで落ちた時期もあった。
ドン底まで落ちた優勝候補は、一戦一戦を泥臭く戦い、着実に勝ち点を積み上げてきた。
大量の補強を行わず、純粋なる富山のサッカーのみで這い上がってきた。
序盤は苦しんだ。しかし、この経験は何よりも代え難い絆をもたらした。
「合併」や「融合」なんて言葉が、遥か遠い昔にさえ思えて来る。

あとは勝ち続けるのみ。


照りつける太陽がジリジリとスタジアムを焦す。

第21節、TDK SC戦


15時、富山のキックオフで前半開始。

3分、前線に飛び出したFW石田が倒される。
担架が出動し石田が一旦ピッチの外へ。

前半序盤から、両チーム共に裏の取り合い、ディフェンスを追い越すパスを多用する。

7分、早いリスタート、DF中田の左からのクロスはクリアされる。

8分、中央エリアMF朝日からFW石田へのスルーパス。これは相手ディフェンスにカットされる。
続くスローインからオーバーラップしたDF中田へ、中田からMF長山へパス。長山の切り返してからのセンタリングは不発に終わる。

少しづつ富山が中盤を支配し始める。

10分、富山が右CKのチャンス。ゴールならず。

12分、TDKが個人技で富山デフェンスラインを突破。ペナルティエリアでDF3人がルーズな守備。先制点を喫する。

13分、右サイドを攻め上がった富山、ペナルティエリア右の位置でFKを得るが、決定機には至らず。

16分、パスミスからTDKのカウンターを浴びる富山。DF陣が戻り切っていない局面で、MF景山が相手の起点を遅らせる巧いマークを見せる。

17分、MF朝日が右サイドから中央へドリブル突破。そのままシュートまで持って行くが、惜しくもGK正面。

攻撃に人数と時間を掛ける富山に対し、TDKは少ない人数とボールタッチで効果的な攻撃を展開。

猛暑の中、両者一進一退。

21分、DF中田の突破からチャンスメイク。これは相手GKがセーブ。

22分、TDKが攻めあぐね、ディフェンスラインでボールを転がす。これを執拗にチェイシングするFW石田。相手GKに苦し紛れのフィードを選択させる好プレーに会場が湧く。

23分、TDKが右からFK、あわや失点と思われたが、GK中川がスーパーセーブを見せる。
続く左からのCKもクリアし、ピンチを凌ぐ。

24分、富山のカウンター。右サイドMF長山からDF西野へ。西野のアーリークロスにFW長谷川が突っ込むがGKにセーブされる。

25分、またしてもFW長谷川が飛び込むが、クリアされ左CKへ。
放り込まれたボールにDF濱野が頭で合わせるが、ゴールを大きく外れた。

29分、FW長谷川が珍しく中央をドリブル突破。GKと1対1の局面まで持ち込むが、最後のボールタッチが大きくなり、相手GKが先に触る。

30分、後方から放り込まれたハイボールにGK中川がファンブル。相手FWと接触するも、キーパーチャージの判定。TDK選手に対するイエローでTDKサポらしき観客から激しいブーイング。

34分、MF上園が左からセンタリング。これはGKがキャッチ。

攻め込むものの、なかなか崩しきれない富山。
容赦なく照りつける日差しせいか、ボールタッチやポジショニングが雑になる。
残酷なまでの暑さの中、主将濱野から「声を出せ!気持ちを切るな!」と激が飛ぶ。
苦しい時間帯、激しい運動量、切れそうな集中力、折れそうな心、フィールドに立つ全ての選手が同じ条件の中、こんな判断ができる。
濱野が「精神的支柱」と呼ばれる由縁である。

36分、FW石田からMF朝日へ。TDKの網にかかり右CKへ。このチャンスを生かす事はできなかった。

37分、DF西野が好ディフェンス。TDK攻撃陣2人から立て続けにボールを奪う。

41分、FW石田からFW長谷川へ。TDKディフェンス陣にクリアされ右CKのチャンス。

42分、混戦からDF濱野が押し込み、同点に追い付く。

43分、TDK陣内、中央の位置でFW長谷川のポストプレーからファウルを受けFKのチャンス。
DF西野が低い弾道のシュートを放つが、味方にボールが当たりラインを割る。

前半ロスタイム、富山の波状攻撃からこぼれ球に反応したMF長山が詰める。ダイレクトシュートの体勢に入った所で、相手のスライディングを受けPKへ。
キッカーはFW石田。力強く蹴ったシュートはゴール右スミに突き刺さった。

前半の間に逆転に成功した富山。


後半開始。

3分、TDKのクロス。寸分の狂いもなく合致した強烈なヘッド。これをGK中川が好セーブ。

4分、富山のカウンター。MF朝日のシュートはTDKのDFにクリアされた。
続く左からのCKにDF金がヘディングで合わせるが、シュートはゴール右へ外れた。

後半は富山の早いプレッシングが目立つ。

7分、MF朝日のシュート。こぼれ球にFW長谷川が合わせるが、クリアされる。

8分、ペナルティエリア左45度の位置からMF長山が倒されFKを得る。
これにFW長谷川が頭で合わせるもゴール上にそれた。

9分、TDKの反撃、サイドに大きく振られてからの左からのセンタリング。GK中川がキャッチ。

11分、MF朝日、MF上園、FW石田の連続でのパス交換。押し込んだ所でカットされる。

12分、TDKのシュートはゴール上に外れる。

13分、決定的瞬間。カウンターにドリブルで飛び出したFW石田。右にはMF上園、左にはFW長谷川が走る。
ゴール前でフェイントから左に大きく振った石田。このスルーパスにMF神園が右45度の位置からミドルを放つ。
完全に振り切られていた相手GKは反応できず、弾道はゴール左スミへ。
シュートは無情にもポストに弾かれるも、左から詰めていたFW長谷川がダイレクトで蹴り込む。シュートは惜しくもサイドネット。

15分、DF濱野の積極的なディフェンスからカウンター。ボールはFW石田へ。
TDKディフェンスラインを完璧に置き去りにし、GKと1対1の局面を作る。
ペナルティエリア内で倒されたかに思えたが、ノーファウルの判定。
チャンスは左からのCKへと変わったが、クリアされ右CKへ。これもクリアされる。

17分、最終ラインでパスをまわす富山。相手と近い位置でDF中田がルーズなプレイ。
弱いパスをカットされるも、DF金がカバーし事なきを得た。が、このプレイに楚輪監督がベンチを飛び出し激怒。

20分、この日先制点をあげた相手FWに、堅実なディフェンスが光るDF金が対応。股を抜かれ珍しくドリブル突破を許す。しかし、DF濱野がナイスカバー。

この後、TDKの猛攻に押し込まれる富山。
再三のピンチをGK中川を中心としたDF陣が凌ぐ。

後半も時計が進むにつれ、TDKはロングボールを多用し始める。
これに富山DF陣はズルズルと後退。中盤と最終ラインが極端に開くマズイ守備。

25分、TDKのシュートはGK中川がキャッチ。

26分、TDK右のクロスからピンチ。フリーでシュートを放たれるが、枠を捉えられず。

ここで、MF景山に替えて、久々の登場であるMF木本を投入。

28分、MF西野のクロスから、FW長谷川がダイビングヘッド。豪快にネットを揺らし3-1と富山がリードを広げる。

30分過ぎ、猛暑の中行われていたこの日のゲーム、突如雨が降り始める。

34分、FW長谷川に替えて、MF姜を投入。MF木本をFWの位置まで上げた。

36分、アーリークロスに飛び込んできた相手FWとGK中川が激しく交錯。GK中川は無事。
この間にMF上園に替えて、久々の登場であるMF川崎を投入。

ここにきて雨脚が強くなる。

38分、右サイドをMF朝日が突破。クリアされるが左CKのチャンス。これはクリアされる。

40分、富山が押し込まれる。不用意なクリアにダイレクトで蹴り込まれるも、GK中川がスーパーセーブを見せる。

夕立ち以降に投入された、MF木本、MF姜、MF川崎の動きが悪い。
木本はボールを追いかける走りは充分だったが、思うようにボールタッチできない。
MF川崎も、巧く試合に入る事ができない様子。

指揮官は大雨の中ベンチを離れ、もっと攻めろと激を飛ばす。

43分、左45度の位置からFKを得る。TDKバタつく中なんとかクリア。

後半ロスタイム、左サイドでの個人技でMF川崎がチャンスメイク、フェイントを重ねゴールラインまで押し込む。
マイナスへのクロスは相手DFに弾かれるも、そのボールをMF木本がミドルで合わせるが、またしても弾かれ左CK。
このCKは得点に至らず。

4分間の長いロスタイムが過ぎ、試合終了。


かくして、我らがカターレ富山は今季初の3連勝をあげた。
この勝利で武蔵野と勝ち点で並び、得失点差で上回った。
3月16日の開幕から21戦目にして、初の4位に浮上した。

J2参入ラインにようやく到着したわけだが、勿論これで何かが成されたわけではない。
本来であれば、シーズンを通して、このラインから落ちない戦いをしなくてはならなかったはずだ。
今日初めてその場所に立つことができただけである。

カターレ富山は、確実に進化を続けている。
イレブンに求められるのは、この場所を絶対に譲らないという強い気持ちで、連勝を続けるのみである。



(了)

 

みんなでスタジアムに行きましょう。みんなで応援しましょう。
会場へ向かうその一歩が選手達の力になり、
チームへの後押しになります。
その一歩が夢への大きな一歩なのです。

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