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日時:2008年03月20日(木)16:00キックオフ 会場:岡山県陸上競技場 桃太郎スタジアム

 

日時:2008年03月20日(木)16:00キックオフ 会場:岡山県陸上競技場 桃太郎スタジアム

ファジアーノ岡山

チーム

カターレ富山

3

2 前半 0
1 後半 2

2


23分 喜山 康平

26分 小林 康剛

89分 武田 英明

得点


71分 永冨 裕也

86分 松下 和磨

カテゴリ

JFL公式リーグ戦

第2節

日時

2008年3月20日(木)16:00キックオフ

会場

岡山県陸上競技場 桃太郎スタジアム

入場者数

3,035 人

天候

晴れ

前節、1万人を超える観客で埋め尽くされたホーム開幕戦を、勝利で飾る事ができなかったカターレ富山。
カターレ富山となって初アウェイ戦の相手は、今季新加入チームのファジアーノ岡山。
岡山は新加入チームながら、開幕戦で「Jへの門番」との異名を持つ古豪Honda FCを3得点で破った、侮れない相手。
開幕戦でカターレが予想以上の苦戦を強いられたニューウェーブ北九州同様、今季の新加入の3チームは、いずれも昨年の上位チームをシーズン通して脅かす存在となりうる好チームの気配がある。


カターレ富山のキックオフで、今季初アウェイ戦が始まった。
開始早々、岡山FW喜山がファーストシュート。
カターレは3分、最終ラインから大きくフィード、前線で張るFW石黒がMF朝日へ、ワンタッチでDF西野がクロス、MF姜がヘディングで合わせるが、惜しくもゴール左にそれる。

7分、この試合最初のピンチを迎える。
低い位置でボールを奪った岡山が、ワンタッチでボールを繋ぎ、あっと言う間にカターレ右サイドを突いた。
これをいち早く察知したDF濱野がクリアするが、岡山のCK。
空中戦のこぼれ球を詰められるが、これをGK中川が好セーブで防ぐ。
結果的にオフサイドであったが、肝を冷やす場面であった。

10分、抜け出した岡山FW喜山が倒されFKのピンチかと思われたが、これは故意に倒れたと判定され、相手FWにイエローカードが出された。

13分、中盤まで上がったDF濱野がフリーになり、ロングシュートを放つが、これは大きくゴール右に外れた。

15分、またしても岡山のCKのこぼれ球でピンチに陥るが、GK中川の好判断でゴールを守った。

16分、カターレは相手ゴール前でFKのチャンスを得る。
これをMF姜が直接狙うが、相手の壁に当たりCKのチャンスへと変わる。
これをFW永富が合わせるが、惜しくもゴール左。

前半ここまでの時間で、岡山のパスを早いプレスでほとんどカットできていたカターレ。
浮き球やセカンドボールも殆ど拾え、中央で八方にパスを散らすMF川崎にボールを集め、またそれに全ての選手が連動して動けていた。
1対1の局面でも全ての選手がボールを奪われる事なく、落ち着いたプレイを見せていた。

23分、中盤でボールを持った相手MFが狭いスペースをドリブルで攻め上がるも、カターレにはその選手にプレッシャーを与える者がいなかった。
前がかりになっていたカターレは、かなり高い位置で最終ラインをキープしていたが、前線へ抜け出す岡山FW喜山に対する準備はかなり遅れた。
まずい守備が同時に2つ重なれば、ピンチにならない筈がなかった。
フリーで抜け出しスルーパスを受け取った相手FW喜山は、GK中川と1対1。
GK中川も交わされ、無人のゴールへ蹴り込まれた。

先制点を取られた3分後、同じ様な局面。
また中盤でぽっかりとフリーになった相手選手が、全くプレッシャーを受けない状態から前線へスルーパスを出した。
そして、先程抜け出した相手FW喜山にボールが渡るかと思いきや、オフサイドポジションであった喜山はこれに関与せず、さらに後ろから攻め上がっていた岡山攻撃陣にパスが渡る。
カターレディフェンス陣が慌てて戻るが、2対1の状況を作られ、豪快にゴールを割られた。

あっと言う間に2失点。
前節に続いて、である。

確かにこの2失点はルーズな守備が呼び込んだ物であるが、むしろすでに個々の能力でも、組織的な攻撃でも圧倒されていたにも関わらず、チャンスを集中して決めた岡山を誉めるべきかもしれない。
そう思うのは、その連続失点後においてもカターレがゲームを支配し続けたからである。

28分、カターレはMF川崎、朝日を機転にパスが繋がり、幾度となく中央突破を見せる。

33分、カターレのCK、空中戦からDF堤が詰めるが、僅かにゴール上にそれる。

36分には中盤で後ろからボールを奪ったMF川崎が、ディフェンス2人を相手に見事なボールさばきを見せた。

38分、岡山にペナルティエリアまで攻め込まれるが、シュートをDF濱野がクリア。
そこでの2連続のCKのピンチも、ディフェンス陣が凌いだ。
クリアボールを拾われたり、波状攻撃を受けることもなく、カターレは全ての選手が球際で非常に強く、皆が落ち着いてボールをキープできた。

前半ロスタイム2分、相手陣内でMF野嶋が奪ったボールを、MF朝日がMF川崎に繋ぎリターンパスで朝日、朝日からFW石黒へ、石黒がミドルシュートを放つも、惜しくも相手GK正面。

カターレは幾度となく攻め込むものの、前半は得点に結びつかなかった。


岡山のキックオフで後半開始。

後半に入り、カターレのパスは更に繋がるようになる。
ワンタッチ、ツータッチのパスの交換や、サイドチェンジ、左サイドバックのDF田中のオーバーラップや、FW石黒や永富が左右に開いてボールに絡む。

6分にはFW石黒が右サイドでボールをキープ、相手DFを交わしクロスを上げる。
これをMF川崎が落としたところをMF朝日がボレーシュートで合わせるが、これはゴール左にそれた。

12分、カターレはFW石黒に変えてMF木本、MF川崎に変えてMF今井を投入。

15分の岡山のシュートはGK中川の正面。

17分、FW永富はゴール前でボールをキープ、そのまま自らシュートを放つが、これを相手GKが弾く、こぼれ球をDF田中がシュートするが、またしても相手GKの好セーブに阻まれる。

20分にはカターレの7人ものが選手が相手ペナルティ付近に攻め上がり、苦し紛れのファウルから岡山にイエローカード。直接FKのチャンスを得る。
これをMF姜が直接狙うが、相手GKが再び好セーブを見せる。

22分、カターレはカウンターからピンチに陥るが、DF濱野を中心としたディフェンス陣が死守し、ゴールを割らせなかった。

26分、MF木本が蹴ったCKのこぼれ球をシュート、相手GKが弾いたところをFW永富が詰めゴール。1点を返した。

カターレのペースは崩れる事なく、後半は殆どの時間カターレがボールを保有していた。
この辺りになると、個々の能力の差がさらに顕著になり、カターレはどこからでもパスが繋がった。
また、岡山の攻撃の芽を相手陣内で潰し、再びカターレの攻撃に移るといった場面も多かった。

31分、MF野嶋のミドルシュートはゴール僅かに左に外れた。

36分、カターレはMF姜に変えてFW松下を投入。

41分、先程入ったばかりのFW松下がゴール。ついに同点に追い付いた。

逆点も充分に起こり得る程の、カターレの波状攻撃が続く。
カターレのパスが繋がり、チャンスになる度に桃太郎スタジアムは悲鳴に包まれた。
数分前までリードしていた岡山のサポーターでさえも、おそらく引き分けで終わる事を祈ったであろう。
それほどまでに、カターレの攻撃は迫力があった。

しかし、ロスタイムの3分が過ぎようとしていた試合終了間際、岡山にとってはまさに奇跡とも思えるであろうラストが待っていた。

最後の最後に牙を剥いた岡山のカウンター。
左サイドを大きくえぐり放たれたグラウンダーのクロスに反応できる力は残っていなかった。
死力を尽くして攻め続けたカターレであったが、試合終了のホイッスルが吹かれ、今季初のアウェイ戦で無念の今季初黒星を喫した。


勝利が期待されたここまでの2試合、県内外から前評判が高かったカターレ富山だけに、開幕から2戦して1分1敗、勝ち点は僅かに「1」と、結果だけ見れば確かにふがいないと言える。
しかし、終始圧倒し続けたこの試合内容は、どの選手が出ても戦える層の厚さ、すなわちチームとしての総合力の高さが、より明確になったゲームだったのではないだろうか。

負けた気がしない、と言えばそれこそ負け惜しみの様に聞こえるかもしれないが、敗戦を目の当たりにしたにも関わらす、なぜだか我々の胸には自信がみなぎっているのである。

(了)

 

みんなでスタジアムに行きましょう。みんなで応援しましょう。
会場へ向かうその一歩が選手達の力になり、
チームへの後押しになります。
その一歩が夢への大きな一歩なのです。

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